こんにちは、まっつんです。
皆さん「イエスタデイをうたって」という漫画をご存知ですか?
イエスタデイといえばビートルズの代表曲の一つ、タイトルだけ聞くと音楽系の作品だと思ってしまいますよね。
しかし、この作品の正体は心が揺さぶられる切なさの塊みたいな恋愛漫画なんです。
当時、何気なく読んで儚いような何とも言えない世界観とストーリーに魅了されて1週間ぐらい引きずったのを今でも覚えています笑
そんな私が恋愛漫画にハマるきっかけにもなったイエスタデイをうたってがなんと、2020年4月からアニメが放送されることが決定!
ファンとしてはこの上なく嬉しい。
今回は、そんな完結後も語り継がれる隠れた名作「イエスタデイをうたって」のあらすじと魅力を紹介します。
イエスタデイをうたって とは
イエスタデイをうたっては冬目景先生の作品でビジネスジャンプ、グランドジャンプで17年もの間連載されていました。
あらすじは以下のとおり。
大学卒業後、コンビニでバイトをする魚住。そんな彼の前に、ある日カラスを連れた少女・ハルが現れた…。「49%後ろ向きで、51%前向きで…」へそ曲がりだけれども正直な彼らの心は、舞い落ちる桜のようにゆらゆら揺れて…。
上記のように特に夢も無い男「魚住リクオ」のところに、謎の少女ハルが訪れるところから物語はスタートします。
ハルの好意に振り回されながらも少しずつ打ち解けていくリクオ。
そんな中、リクオはかつて好きだった女性「品子」が上京していることを知ります。
ハルと品子という性格も考え方も異なる二人の女性。その間で揺れ動くリクオ。
ここに品子の幼馴染の狼を加えた4人が織りなす恋愛模様がイェスタデイをうたってのストーリーになります。
単純にあらすじや内応を読む限りだと、「普通の恋愛漫画と変わらないような…」と思ったアナタ!
イエスタデイをうたっては内容だけではない魅力も盛り沢山。それでは、この作品の魅力について語っていきます。
魅力その①~冬目景先生の絵柄~
まずイエスタデイをうたっての魅力としては、絵のタッチが個性的で美しいところが挙げられます。
作者の冬目景先生は美大出身。美大出身の漫画家といえば「無限の住人」の沙村広明先生や「ライチ☆光クラブ」の古屋兎丸先生など唯一無二な作風をもった方が沢山いらっしゃいますよね。
冬目先生もその一人で表紙からも分かる通り、繊細で儚いデッサンを連想させるような絵柄で作品を描かれています。
背景などもトーンを極力使わずに仕上げている為、作品を通し独特な世界観を感じられます。
アニメ化にあたって冬目先生の作風をどこまで再現出来るかが気になってくるところですよね。
魅力その②~静かに流れているストーリー~
前述でも説明した通りイエスタデイをうたってはハルオを中心とした恋愛漫画です。
恋愛漫画といっても、ニセコイのような現実離れした設定や五等分の花嫁のような考察や複線などがあるわけではありません。
では、この作品の恋愛漫画としての魅力は何か?と言われたらそれは静かに流れるストーリー展開だと思います。
本作は特別大きな事件や急激な心情の変化は起きません。
ストーカーが出てくるわけでも、急に主人公に惚れるようなキャラが出てくる訳でもない。
主人公含め奥手な人物が多いので劇的な展開が起こるわけでもない。
ですが、少しづつ、確実に距離感が変化していく。そういった緩やかに変化していく心情や人間模様が丁寧に描かれている点が他の恋愛漫画とは違う魅力だといえますね。
激しい展開を好む人にはあまり受けないかも知れませんが、作風も相まってハマる人はその世界観にどっぷりハマりますよ。
魅力その③~完結済で一気に読める~
実は作者の冬目先生は遅筆で有名。
中々次巻が発売されずにヤキモキした気持ちで待っているファンも結構います。
しかし、安心してください。イエスタデイをうたっては完結しています。
その為一気見できるのも魅力の一つ。
また、11巻と比較的短い巻数で完結している為、その気になれば一日で読み切ることも可能です。
この巻数だったら構成も組み立てやすいと思うのでアニメ化もうまくいくんじゃないでしょうかねー。
まとめ
そんな魅力あふれるイェスタデイをうたっては2020年4月からアニメが放送されます。動いている人物はもちろんのこと冬目先生の世界観が映像にて鑑賞できるのは今からも楽しみですね。
ハルオやハル、品子や狼の恋の行方は是非原作やアニメが確認してみてください。