こんにちはまっつんです。
皆さんは「四畳半神話体系」という作品をご存知ですか。
「夜は短し恋せよ乙女」や「夜行」などで知られる森見登美彦先生の京都を舞台にした小説で2010年にはアニメ化もされました。
京都を舞台にしているとだけあって、今作には鴨川デルタや吉田寮といった現存する建物や場所がわんさか出てきます。
その中でも、主人公や樋口師匠が足氏げなく通って食べている「猫ラーメン」はファンとしては是非食べてみたい一品。
もちろん「猫ラーメン」自体は架空のお店です。しかし、そのモデルになったお店は実在していたのはご存知でしょうか。
今回はそんな「猫ラーメン」のモデルになったとされるはらちゃんラーメンについてまとめました。
猫ラーメンとは
猫ラーメンとは四畳半神話大系に出てくるラーメン屋台。猫から出汁を取っているとかいないとか怪しいウワサがありますが味は格別。神出鬼没でどこに出るかは定かではないが、下鴨神社周辺に出没するとの噂がある。
はらちゃんラーメンへ
ではでは、そんな出没場所も定かではない猫らーめんのモデルになったはらちゃんラーメンへ行ってみましょう。
まずは行く前に店主が更新しているブログを確認。神出鬼没なだけあって当日営業するかどうかはブログにて発信しています。
はらちゃんラーメンがあったのは鴨川デルタ近くの橋の麓にありました。
叡山電鉄叡山本線の出町柳駅から河合橋方面に歩いて行くと…
出町橋を渡り終えた所でなにやら趣のある建物が!!!
四畳半の猫ラーメンの外見も言われてみると似ているような(笑)
店内はカウンターと机、イスだけとシンプルな内装。
メニューは並が600円、大が700円の2つのみ。
迷わなくて楽でいいですね。ラーメン一本で長年愛されてきたっていうのが良く良く分かります。
気になるラーメンは?
今回は並を注文。
店内を見渡していると…
ものの数分でおいしそうなラーメンがでてきました。
シャーシューとネギだけのシンプルなトッピング。このシンプルさもいいですよねー。スープで勝負しているって感じが伝わってきて。
さてさて、暖かいうちに食べきってしまいましょう。
スープはとんこつのような醤油のような…今まで食べたことのない不思議な味ですね。まさかホントに猫から出汁をとってたり(笑)
このスープに浮かんでいる赤いのは店主特製の赤トウガラシとニンニクペースト。これがスープと合わさると程よい辛さで病みつきになります。
麺は細麺に近くてスルスル入っていきます。チャーシューは薄いですが存在感があり、麺と一緒に食べるとまた違った味に。
アニメの猫ラーメンと見比べてみると…
チャーシューとネギは入ってますね。それに海苔ときくらげもトッピングされていますね。スープは猫ラーメンの方が澄んでいて醤油ラーメンの様。
こっちも美味しそう!アカン、ラーメン食べたくなってきた。
閉店時期について
はらちゃんラーメンは惜しまれつつも2018年9月24日に閉店しました。夜20:00から深夜まで営業していたこともあり、締めのラーメンとしても親しまれていたそうです。
お店から出ると鴨川の河川敷が広がっており、心地よい風が吹いていました。
長年の間京都の夜を支えた味。
またいつか、是非とも再開してほしいです。