こんにちは、まっつんです。
皆さんは「PSYREN-サイレン-」って漫画知ってますか。
え?ゲームの?違う違う、異世界に飛ばされてテスト中に欲しい能力授かる方のSIRENじゃなくて。
いや、こっちのPSYRENも異世界に飛ばされるやら主人公の頭のネジがぶっ飛んでるやら共通点はあるけれども
多分90年代後半生まれの人にはピンズバな漫画だと思うんですよ。
ジャンプのアプリ見てたらなんか今ちょうど連載してるらしいんで懐かしいなーとか思ってたんですけど、
それと同時にかつての痛い黒歴史がにじみ出てきましてね。
イヤ、主人公がカッコいいんですよ、悪い方法に。
ちょっと過去の自分を浄化するためにもこの漫画について解説せんとなって思えてきたんですよ。
と、いうわけでこのPSYRENという作品がどんな作品なのか、自分の黒歴史と共に解説して行こうと思います。
出会い
アレは自分が中2だった時、いや中3だった気もする。とりま、普通とは違う自分に憧れる時期ですわ。
当時はBLEACHが破面編後半だった2008年1号、彗星のように連載開始したのがPSYRENだった。
正直、BLEACHの展開にも飽き飽きしていた自分にPSYRENの「異世界!!デスレース!!!能力物!!!」の内容はバチコリハマりまして。
ゴリゴリ人が死んでいく展開に夢中になって読んでたんですよ。友達の間でもPSYRENは結構人気で単行本とか買っているやつも多かった。自分含め。
それで続々とメインキャラの能力が判明してくるんですけと、主人公の能力がね…
もうね、、その当時の自分にぶっ刺さりまして…
知らない人の為に説明すると「暴王の月(メルゼル・ドアって読む)」は全てを削り取る最強格の能力なんですけど、強すぎるが故に使用者の身を滅ぼすんですよ。ワンピースアラバスタ編の豪水みたいに。
そんなピーキーな能力だから普段は身体強化で戦うんですけど、どうしようもなくなると発動するんですよ。「暴王の月(メルゼル・ドア)」を。
身を削りながら戦う主人公。カッコよくないですか?というか、「暴王の月(メルゼル・ドア)」自体カッコいいし、声に出したい日本語ぶっちぎりで1位。
他のメインキャラの能力も、「数秒先の死の脅威が見える」「生物にエネルギ―を流し込んで造り変える」だったりとか。(各能力名は「脅威」「生命融和」)
脅威って書いてなんて読むと思います。「メナス」ですよ⁉
いやいやいやいや、能力も相まってカッコよすぎだろ。それでメナス発動すると目の色が変わるんですよ。今、体ネジれそうになりながら書いてるんですけど当時の自分はホント憧れてた。「脅威(メナス)」に。
中二病の発病
そんなこんなで読んでいると少年漫画テンプレの修行回が来まして。主人公のこの「暴王の月(メルゼル・ドア)」を使いこなそうと修行を重ねるんですよ。
ところで皆さんだったらこの膨大な力を使いこなそうとしたらどうします?普通だったら使いこなせる様、体を鍛えるなり、チャクラを増やすなりしますよね。
ただこの漫画は違ったんです。デチューン、出力を抑えたんです。
オホーーーそう来たかと…
使いこなせないんなら使えるまで出力下げて使えばいいんじゃね?っていう逆転の発想。いまでこそヒロアカなんかで使われてる手段ですけど、当時自分からしたら斬新そのもの。いや、誰が考えたんだよ、ジョースター郷の「逆に考えるんだ、あげちゃっていいさ」の精神?ホント天才
それでデチューンした能力を使いこなすためにプログラミングするんですよ。えぇプログラミングです。あの数字がいっぱい出てくるパソコンカタカタするアレです。
ハッカーだのガンダムマイスターだのに憧れる年頃。
いやそんなもん出されたら発症するに決まってますやん。
中二病が。
ここまでならまだ引き返せたかも知れない。修行回が終わり遂に主人公の新技が炸裂!!その画像がこちら
この胸元のビー玉からプログラミング通りに敵の命を貫く。因みに無音。
もうこんなシーン見せられたら引き返せるわけないじゃないですか。当時読んでた厨房は全員思ってますよ。かっけぇぇ...って
で、有効範囲30M以内とか発動条件みたいなのを呟いた後に打つんですよ。「暴王の流星(メルゼル・ランス)」を。
ここで完全に発症。BLEACHの詠唱だのNARUTOの印を必死に覚えた自分には十分すぎる濃度だよね。致死量超えてる。
…冷静に今考えてもカッコよくない?アレ!?もしかして、まだ症状治ってない??
中二病の悪化
まぁPSYRENのおかげで無事中二病発病した私。傷だらけのキャラに憧れて血のり買ってみたり、包帯まいて学校行こうと本気で考えたり。
…家に包帯無くてホント良かった。中学生の親御さんは家に包帯を置かないように。お子さんの未来を守る為にも。
当時憧れていたのは主人公の「夜科アゲハ(よしな あげは)」。
何が当時の自分の琴線に触れたかって敵なら人間だろうと殺すっていう主人公の風上にも置けない点。敵を殺しても引きずらない完全に線を引ききっている所がまぁ斬新でして…
ガンダムSEEDのキラみたいな「不殺系主人公」が台頭して、共感できなかった自分にはまぁぶっ刺さること。
そんな確殺系主人公夜科さんの性格が良くわかるシーンがこちら
いや、殺せば味方は助かるかもだけどこんなあっさり即死技放つ主人公います?
交渉から攻撃まで5コマと掛かってないですやん。ウシジマくんの肉蝮だってもうちょっと話聞きますって!
さっきの「暴王の流星(メルゼル・ランス)」も確実に殺すために2回ホーミングする様に設定してるし…
そんな頭のネジぶっ飛んでる「夜科さん」にまぁ憧れまして…
暴王の流星に憧れてビー玉持ち歩いてたなぁー…
よかったぁぁぁああああぁぁー!!ビー玉でぇぇえ!!!
まだビー玉持ち歩いてる変な奴で落ち着いてたけど、もし夜科さんの暴力の月が呪符札使ってたり、鎖野郎みたいな能力だったら、、ホントに、、、、うん。
その時は夜科さんよろしくお願いします。自ら30M以内に入っていくんで、確実に殺してください。
まとめ
以上が僕らの中二病を加速させた「PSYREN-サイレン-」についてです。正直良くわからなかったって人も多いと思います。
集英社のジャンプ+で読むことが出来るんで是非読んでみてください。間違いなくハマるんで
あーPSYREN-サイレン-アニメ化しねーかな。後半は駆け足だけど20巻以内にまとまってるし割と悪くないと思うんだけどなー。ムヒョもアニメ化したし期待してるよ、集英社さん。
でもアニメ化したらしたで、夜科さんに憧れる厨房増えるんだろうな、、、
ビー玉は学校に持っていかないようにね。先生に怒られるから。お兄さんとの約束ね。