チラシの裏オモテ

福岡県に暮らす24歳サラリーマンの思い出ブログ。

1年でサービス終了した「ディバゲ零」について無印ファンが思うこと

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ストーリーが完結した、ゲームアプリ「ディバインゲート」。

このままサービス終了か、もしくは新章突入かと考えていた中、新章突入するとの公式のアナウンス。

今までのようにまだディバゲで遊べると歓喜していた。

しかし、ゲーム史に残る最悪のアップデートとなろうとは誰が想像しただろうか。

 

ここでは、批難轟々だったディバインゲート零へのアップデートからサービス終了までを語っていこうとおもう。

 

 

maltsutyan4649.hatenablog.com

 前回までの内容

 

 

 

 

ディバインゲート新章発表

「ガンホーフェスティバル2017」のステージで、ディバインゲートが2017年夏に新章へ突入することが発表された。

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【ディバゲ研究室】新章突入!『ディバインゲート零』で新たな物語が紡がれる(相関図画像追加)【ガンフェス2017】 [ファミ通App]

 

サービス終了するものと思っていた自分は歓喜。とても嬉しかった。早速その内容を確認してみると、

 

・ストーリーやキャラクター、世界観の一新

ダンジョン探索パートが排除

・一括体力から個別体力へ

・UIの大幅な変更

 

「これもう、ディバゲの名をかたった別物やね?」真っ先にそう感じた。

 

特にストーリーに関しては学園を舞台にしたものになるとのこと。

魔物や天使が出てくる厨二チックな世界観がウリの作品が、二期で青春バンドものへ変更。

例えるならBLEACHが新章でけいおん!になるようなものである。

師匠ならものすごい良作にしてくれそうな気もするが。

 

この公式の発表に多くのディバゲユーザーは不安視した。

確かにセールス順位も落ちてきているし、テコ入れは必要。

しかし「思い切り過ぎてはないか」と。

 

ゲームの一新で新規ユーザーは獲得できる。

たが、それにより既存ユーザー離れが起きるのではと心配した。

 

正直かなり困惑したが、実際に体験してみないと分からない。

格闘技漫画からファンタジー漫画になった作品もあるぐらいだし…

 

そう思い、その後の情報を待つことに。

 

アクワイアの撤退

もともと、ディバインゲートはガンホーとアクワイアが共同で開発していた。

しかし、零からはガンホーのみで開発していくことに。

 

多分大人の事情があるとは思うが、アクワイアの開発チームを失うことはかなりの痛手になったと思う。

 

特にシナリオ含めゲームの総合プロデューサーの高野氏を失うことは、どこかの記事でも言っていた通り、Fateから奈須きのこさんを抜くようなものである。

 
また、発表した際の高野氏コメントがこちら

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ガンホー社長の森下さんと仲が良かったためこのようなコメントを書いたと思うが、無印ファンとしては悪い意味にとらえてしまう。

 

好きだったゲームがどんどん別のものに変わっていく。

そんな感覚に陥ってどうしようもなく零が不安になった。

 

ディバゲ新章スタート

不安もある中、9月27日「ディバインゲート零」が配信スタート

もはや、ソシャゲ配信時の恒例となったメンテナンスを挟みさっそくプレイ。

 

一通りプレイしてみて当時思ったことを書いていく。

キャラ、世界観の一新

良いところもあったと思うが、無印の世界観が好きだった私にはどうしても合わなかった。

 

絵柄は似ているがギターを持っているユニットがタイトルに出てくるの違和感を感じ別物のように感じてしまう。

 

また、前作主人公は「願いを叶えることができるディバインゲートを目指す」という目的がはっきりしていたのに対し、今作主人公は目的がよく分からなかった。

おそらく私の理解度が低いためもあると思う。

 

しかし、序盤の展開も引き込まれず面白さがイマイチわからなかった。

ダンジョン探索パートの廃止

前作はダンジョン内のパネルに隠されているカギを探し出しゲートを開けるダンジョン探索パートがあったが今作は廃止。

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これは良い変更ポイントだと感じた。周回もサクサク進むし、ダンジョンギミックに引っかかるイライラもない。

 

ただこれによってSP(一歩進むごとに消費するポイント)の使い道がスキル使用時のみになってしまうのが気になった。

 

また、この探索廃止によって戦術面にある欠陥を生むことに。

一括体力から個別体力に

今作において、一括体力から個別体力に変更になった。

 

ストーリーもさることながら、個人的にはこれが一番合わなかった。

 

ユニットごとに個別体力な為、敵の攻撃が集中してしまうと簡単に戦闘不能になってまう。

 

特にリーダーを戦闘不能にされるとリーダースキルが働かず、攻撃が貧弱になってしまいクリアが非常に難しくなる。

 

ハートパネルを設置することで復活出来るがそれが確率な為、復活できずに他ユニットもどんどん倒され、ジリ貧になってクエスト失敗なんてことも。

 

復活しても体力は少ししか無いため復活→倒される→復活…の無限ループになることありイライラした。

 

今まで以上に運に左右されるようになり、ディバゲ本来のウリである爽快感、スタイリッシュ感が失われているとプレイしてみて感じた。

 

ユニットスキル問題

ユニットが持っているスキル(ユニットスキル)は体力10%回復などの弱い効果から、敵一体に攻撃力100倍ダメージなど強力な物まで様々ある。

 

もちろん強いスキルは発動までをターン数がかかってしまう。

今まではダンジョン探索の際に1マス踏むと1ターンスキルが溜まることを加味してスキル使用ターンを設定していた。

 

しかし、探索を廃止したことで大半のスキルが重くなり、スキルが溜まりきらずクエストクリアすることもかなりあった。

 

また、貯めていても戦闘不能になるとスキルが溜まらない、使用しようと思った矢先戦闘不能になって使用できない、なんてこともありイライラした。

スキルの中には発動まで40ターンかかるものも存在し、実質使用不可能なものも。

 

流石に運営もこの問題は確認していて調整すると発表されていたが、新章配信までに間に合わなかった。

操作性の改悪

パネルをスライドしてマスに設置して攻撃していくシステムに変更はなかった。

しかし、設置マスが小さくなり操作性が改悪。

また、新規UIを入れたためかパネルの滑りが悪くなった様に感じた。

 

この操作性の改悪で、今までやり込んでいたプレーヤーほど戸惑うことになってしまう。 

次に来るパネルが分かるように

しかし、悪いことばかりではなかった。

前作では次に来るパネルが分からなかったが今作からはわかるように。

 

これによってなれると前作より多くのパネルを設置できる為、より強力な攻撃を発動しやすくなる。

 

ゲームに慣れていない新規ユーザーも以前より簡単に強力な攻撃を発動出来ることもあり良い変更ポイントだと思った。

 

UIの大幅な変更

前作のファッション誌を意識したデザインから一新、白と水色を基調としたデザインに生まれ変わる。

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これも好きだが個人的には前作のダークな雰囲気が薄れているように感じた。

 

また、ユニット選択画面も小さくなっており操作性が悪くなっていた。

ディバゲのウリの一つは華麗なイラストなのに小さく見にくくなっているのはどうなのかな、と。

 

文字も小さく見えずらくなっていたりと正直前の方が格段に扱いやすかった。

 

それ以外にも、過去ユニットの絵師のクレジットが載っていない、新ユニットの種族の概念がよく分からないなど多々気になる点があった。

 

 

ある程度覚悟していたとはいえ、そこに私が愛したディバインゲートはなかった。

 

それでも、前作最後に狭間に消えてったグリュプスが新規ボスとして降臨し、ほん少しだが無印の雰囲気を感じた。

 

新作の仮面ライダーも最初は違和感を感じるがやがて慣れていくように、この違和感もいずれ無くなっていくだろう。

そう思うことにした。

 

バトルシステムやUIも運営が改善していくと発表したこともあり、もう少しだけ続けてみることに。

 

この後、自分が引退することを決めるあるガチャが実装される。

 

ミズキ実装 

やはり無印の方が好みだなと思いながらもプレイしていたある日、一体の新ユニットが実装されることに。それがこの子ミズキである。

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炎、神属性のHP3.5倍攻撃力3.0倍に加え、3.4.5パネルの炎攻撃のうち2つ成立したら攻撃力4倍というぶっ壊れリーダースキルを持っていたため、発表と同時にユーザーは騒然。

 

また、ユニットスキルも相手に与える炎属性を2.5倍する扱いやすい効果、ブーストスキルも同じように相手にデバフをかけるこれまた扱いやすい効果

サブでも十分活躍できることもあって、このキャラを当てれば「サービス終了まで遊べる」といわれる始末。

 

炎、神属性ユニットも

1秒操作時間を増やす「ダンテ」

他パネルの出現率を下げる「ショクミョウ」

など相性の良い強力なユニットが揃っており単色炎パが頭一つ抜け出すことになるのは確実だった。

 

個人的には、ミズキの登場により達成条件のより厳しく攻撃倍率も低い「ヴェルン」が下位互換になるのが辛かった。

どうして、無印のストーリーで大活躍したヴェルンよりこんな小娘が強いのか、と。

 

それ以来、ログインする日も減っていき自然と引退していた。

 

 サービス終了発表

 奇しくも零サービス開始から1年後の2018年9月27日、12月11日に公式サービスが終了することが発表された。

無印から5年ちょっと、リニューアルから1年ちょっとでのサービス終了だった。

 

引退したとはいえ、人生で一番はまったアプリ。

Twitterで公式アカウントのフォローを続けており、以前の雰囲気が戻ってきたら復帰も考えていた。

 

しかし、Twitter公式アカウントのツイートの回数が徐々に減少。

久しぶりに呟いた内容が同社の新作ゲームの宣伝であったりと、中の人が変わったんじゃないかと思うぐらいディバゲに対する愛を感じれなくなる。

 

そのほかにも、

・公式アカウントがログインしなくなる。

・5ちゃん公式スレッドの消滅。

・コラボイベントが極端に少なくなる。

 

など、サービス終了も時間の問題かと感じていた。

 

そんな中、サービス終了の報告。

当時、Twitterのトレンドでこのことを知り、何とも言えない気持ちになった。

 

実際、リリース当初こそ様々な問題、ゲームバランスの悪さなどがあったがこの一年間で改善されていった。

 

零ユーザーもようやくこれから面白くなっていくだろうタイミングでこの発表は辛かっただろう。

 

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サービス終了発表後

サービス終了発表後、久々にログインしてみると、

 

有料ガチャを引くためのチップ(パスドラでいう魔法石)を0枚にすると50枚もらえるデイリーミッション実装。

 

過去キャラ含めるフェス・期間限定キャラしか当たらない大盤振る舞いのガチャを開催。

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無印時代なら発狂するレベルの神引き


今後実装する予定だったであろう、無印キャラのイベントユニットを実装。


レアキャラを売却した時に得られるポイント(ユニットポイント)で交換できるユニットが軒並み1ポイントに。

(ちなみに1ポイントで購入できるキャラの中には30ポイントで売却できるのもおり、無限購入(ユニット錬金)が可能。)


イベントを周回しないと手に入らないレアアイテム(限界値突破素材)を1ミッションクリアで入手可。

 

など、投げ売り価格の閉店セールのような感じに。

 

私もこの時は少しプレイしたが、あまりに簡単に壊れユニットが当たっていくため、あれだけ苦労して育てた・手に入れたユニットの思い出が汚されるような気になりガチャを引くのを辞めた。

 

また、無印キャラのイベントユニットをみて、これから無印ユーザーのことも考えたイベントを企画していたんだなと思い、少しだけ切なくなった。

 

そんな思いもありながら、私が生涯で一番やりこんだアプリ「ディバインゲート」は12月11日公式サービスを終了した。

 

最後に

最後にどうしてこの記事を書こうと思ったのか。

 

ディバゲの思い出を語りたかった、リニューアルの難しさを伝えたかったなどいろいろあるが、一番の理由はもう一度「ディバインゲート」をプレイしたいからだ。

 

運営はユーザーの為にサービス終了時、キャラクター図鑑アプリをリリースしてくれた。

 

自分もダウンロードして時々、懐かしんでいる。

そんな時、「もう一度プレイしてーな」と必ず思ってしまう。

 

終了したゲームアプリの中には、ワンダーブロックのように有料買切版として販売している物もある。

そのような形で買切版として販売できないだろうか。

 

ガンホーとアクワイア二社が関わっているゲームなので、版権周りが厳しいかもしれない。

しかし、あのゲームシステム、ストーリーをこのまま思い出にしてしまうのはあまりにもったいないと思う。

 

もしくは、もう一度両社が手を組んで「ディバインゲート2」もしくは、ディバゲの意思を継ぐ新作をリリースしてもらえないだろうか。

必ずプレイするんで。

 

もう一つ、わがままを聞いてもらえるなら、ディバゲの完結までの画集を販売してもらいたい。

 

この画集は一周年再醒進化ちょっと後までしか収録されていない。

多くの元ディバゲユーザーは第二弾の画集を心待ちにしている。

自分も必ず購入するのでお願いします。

 

最後まで読んでいただいてありがとうございます。

自分のつたない文章で、どこまでディバゲに対する愛が伝わったか分からないが

この思いが一人でも多くの人に伝わるのを切に願う。

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